理念

自由への教育

金のいずみ土曜学校は、ルドルフ・シュタイナーが提唱した人間観をとりいれ
「自由への教育」 – 子どもたちが真に自由に生きていくこと – を大きな目的としています。

学びは、あらゆる感覚を通した体験、人との関わり、そして様々な芸術活動を通して行われます。
その中で、意志力を育て、感じる力・想像力を育み、真の思考力を獲得していくことは
一人ひとりが自分らしい人生を生きていく上での羅針盤を育てる作業でもあります。

今の時代だからこそ大切にしたい、人が人らしく生き、自分の責任を自由に果たしていくこと。
子どもたち一人ひとりの存在「その子らしさ」と
この先の人生を見据えて、目の前の「その子の今」を大切にします。

Home away from home

子ども達が持つ
それぞれに光る虹色の種。
どんな風に育ち、どんな花を咲かせ、どんな実を実らせるのでしょう。
その種が育つ最善の環境を用意したい。
子どもたちが子どもらしく過ごせる場所。

金のいずみ土曜学校は
シュタイナー教育をベースに
子どもたちがまるで自分の『おうち』で過ごすように温もりを感じる
〜Home away from home〜 の空間で
大人やお友だちとつながり、遊び、学び、そして命の根っこを育みます。

*Home:家庭、おうち、ふるさと
子どもたちはHomeとしっかり結びつきながら育ちます。それは、その土地とつながることでもあります。
子どもたちが『人間としての成長の道』をしっかり歩める力をともに育み合う「おうち」づくりに最善を尽くします。


その子らしさを育てる土曜学校

金のいずみ土曜学校は、子どもが「その子らしく」生きていくための健やかな土台を育むことを目指し、自然栽培の田んぼや、おうちのように温かい環境に集まり、世界の美しさや本質に触れる体験を通して、豊かな感覚を育みます。子ども達が、学ぶことが楽しいと感じる体験や、他者との信頼関係を築いていける体験を大切に、かけがえのない子ども時代を過ごしながら「自分らしさ」を培い、将来の自立に向け準備をしていくオルタナティブな教育実践の場です。

自己肯定感を育む

金のいずみ土曜学校は、テストや点数評価をしない学校です。

子ども達にただ知識を詰め込むのではなく、手足を使って、自然を観察し、芸術を味わい、美しいものに触れ、たくさん心を動かす体験を通して、その子の奥深くに働きかけることを大切にしています。発達段階に応じた、それぞれの成長にふさわしいテーマを、農と暮らしの教室やオイリュトミー、英語と手仕事の教室で学んでいきます。

長期的に子どもを見守る

幼児部から小学部まで、教師が長期的に子どもを見守り・育てる学校です。週に1回という毎週のリズムで学び合い、数年間を通してお互いの存在を認め合うプロセスから、子どもも大人も、かけがえのない人間関係を築いていきます。また、教室に来ている時間だけでなく、その子どもの育ち全体を親と一緒に考え手助けをするような関わりを持つことを大切にしています。

三つの柱による運営

金のいずみ土曜学校は、「教育者」「運営管理者」「保護者」の三者で運営していくことを目指しています。このことは、3つの「役割」としてあり、「今、わたしは◯◯者の立場で考え・話し・行動する」という自由があります。自分で選択し、相手の選択を受け入れながら、それぞれのギフトを持ち寄り、協力し合って学校をつくっていきます。大人向けの読書会や勉強会で学び合い、教師や親同士と子育てについて相談しながら、大人の自己教育もできる場です。